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「桜」のサクランボの話。
6月になるとソメイヨシノのサクランボも暗赤褐色に熟しすっぱいけれど味見ができます。
以前、熊の落とし物にたくさんのサクラの実が入っているのを見たことがあります。
ウワミズザクラやオオヤマザクラ、カスミザクラなどの
あの小さな小さなサクランボを食べに木に登っているのだな、
と姿が思い浮かんでいじらしくなりました。
会いたくはありませんので山奥が豊作でありますように。
050608
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この秋、山奥は豊作?
今年、山では種類を問わずどの木も例年になく沢山の花を着けているのを見ています。
クリの花はこれからですが、
ブナ
もトチも実りは多くなりそうな雰囲気。
自然界には天候だけでははかれない何か周期があるようです。
050612
(追記)
森から11/10、便りが届きました。
東北では今年はブナが5年ぶりの大豊作とのことです。
そういえば今年はクマ出没のニュースが影をひそめています。
もう今ごろは落ちてくるブナの実の夢をみている頃でしょう、とのことでした。
しかし2年豊作が続くことはないそうで
来年は凶作が予想されるされるとのことです。
051129
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動物たちに緊急動物支援。
木の実の不作の年はエサの空中散布はできないだろうか、
としろうとの浅智恵は考えました。
熊に「政府備蓄米」、とか。
また人里の柿の木に登って柿の実をむさぼり食べる姿を報道で見るにつけ
柿の木ベルト帯の植林など・・。
熊が人里に下りてきて生ずる人的被害、対策費用を考えると
予算的にも検討の余地はないものなのか。
緊急海外人道支援などのニュースを耳にすると、人間優先はわかっていても
ついそんな足下、いや山上のことを考えてしまいます。
生態系への影響などもからんでおいそれとはいかないのでしょうが、
あらゆる種はけっして人間などに創り出せない人智を超えた存在、
この地球に無二の創造物で未来に継ぐ義務があると思うのです。
かつて「ニホンオオカミ」を失ったこの国の一部の山域は、
今天敵もなく増えすぎたシカによる野草、樹皮の食害にさらされ、
そのシカもまた餓死するといったかなしい連鎖にあると言われます。
話は飛びますが、
日本の少子化は急激だから社会保障や生産性といった社会運営上困るわけで
国土のキャパシティを考えると
人口の抑制は人間の住領域の拡大が不要になり長期的にはむしろ好ましいのでは、
とも考えてしまいます。
話題がすっかり桜から離れました。
050620
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・・あらためて、熊は猛獣。
熊を擁護する論調ですので、最後にご注意を。
現実の熊は絵本のクマさん、プーさんのようなイメージの世界のクマとは異なります。
鉄の檻すら曲げてしまう強力な腕力でひっかかれたら大けがは必至、
その牙はまちがいなく致命傷を負わせるでしょう。
速力も人間などものともしません。
境界域に住む人にとって熊はまちがいなく猛獣なわけで、
人間のおもわくなど通じない、それが野生というものです。
イノシシも同じです。
いかに山奥に誘惑があろうとも一人や少人数での山行きは
周到な慎重さと、それにもまして覚悟が必要です。
061005
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2004年のクマ捕獲は2234頭 ブナ凶作で出没急増。
2004年度のクマの捕獲頭数は全国で2234頭。
90年代の平均(941頭)と比べ約2.1倍に増えた。
人身事故は94件で、111人が負傷、2人が死亡した。
東北、北陸のクマが多く出没した地帯では、
クマが通常生息している標高600メートル以上の一帯で
ブナやミズナラの実の凶作の割合が高かった。
抜粋2005..6.8 asahi.com
※本州の熊は「ツキノワグマ」
※「捕獲頭数」について。
このうち山に戻されたクマは2割?3割?・・ごく少ないそうだ。
では残りは・・?
駆除頭数を報道すべきではないのだろうか。
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